DATA SOVEREIGNTY

通話の中身を、海外クラウドのAIに預けない。

「AIは使いたい。でも通話の中身を社外のAIに渡したくない」。この求めに応える構成です。VoiceLine AI は、文字起こし・要約・感情/リスク分析を当社管理下の自前GPUで処理し、外部AIクラウド(OpenAI等)へは送信しません。

外部AIへ送信しない自前GPUで処理WireGuard接続通話後の非同期解析感情は断定しない自社運用・国内管理

※「外部AIへ送信しない」は、AI解析処理(文字起こし・要約・感情/リスク分析)についての説明です。通話を成立させるためのキャリア・電話番号・インターネット回線・保守のための通信まで、外部との通信がゼロになるわけではありません。

THREE PILLARS

ソブリンクラウドの3本柱

「どこで・誰が・何を使って」通話データを処理するか。VoiceLine AI のデータ主権は、次の3つで成り立っています。

海外クラウドのAIに依存しない

通話AIの多くは、録音や会話の中身を海外のクラウドAIへ送って処理します。VoiceLine AI は文字起こし・要約・感情/リスク分析を当社管理下の自前GPUで処理し、外部のAIクラウド(OpenAI等)へは送信しません。

自社運用・国内管理

解析を行うGPUノードは、運営のフォースネット株式会社が国内で運用・管理します。第三者AIへの経路を持たない構成で動かし、学習目的でお客様の通話を外部へ提供することもありません。

ローカルAI・外部AI非送信

文字起こし(Whisper large-v3)・声の感情(emotion2vec+)・要約/分類(Ollama qwen3:8b)は、いずれも当社管理下のGPU上で実行します。処理に必要なデータが当社の管理範囲を越えて外部AIへ出ることはありません。

PROCESSING PATH

通話データは、どこを通るのか

通話から解析結果の表示までの経路です。解析は当社管理下のGPUで完結し、外部AI(OpenAI等)へは送信しません。AIの処理は通話の「あと」に非同期で走るため、電話そのものは止めません。

  1. 通話・録音

    VoiceLine PBX / FreeSWITCH

    発着信を応答時からチャネル分離で録音します。電話はブロックされず、通常どおりつながります。

  2. 解析ジョブ投入

    CloudPBX API(オーケストレータ)

    通話終了後、CDRを受けて解析ジョブを投入します(冪等キュー。AI有効のテナントのみ)。

  3. WireGuard 越しに到達

    プライベートNW

    CloudPBX から当社管理下のGPUノードへ、WireGuard のプライベート接続で到達します。第三者AIへの経路は持ちません。

  4. 当社管理下のGPUで解析

    Whisper large-v3 / emotion2vec+ / Ollama qwen3:8b

    文字起こし → 声の感情 → テキスト分析 → 統合スコア → 要約を、当社管理下のGPU上で順に処理します。

  5. 結果は管理画面へ

    通話履歴(CloudPBX側DBに保管)

    解析結果は当社管理下に保管し、管理画面の通話履歴で確認できます。外部AI(OpenAI等)へは送信しません。

処理は「運営クラウド(プライベートNW・第三者AIへの経路なし)」の中で完結します。GPUノードは推論のみを担い、ジョブの状態や結果は CloudPBX 側のデータベースに保持します。録音は CDR の成否に関わらずディスクに保全します。

MODELS & LOCATION

どのモデルを、どこで動かすか

使用するAIモデルと実行場所を明示します。Whisper はオープンモデルで、当社管理下のGPU上で動かします。OpenAI のクラウドサービスにデータを送って文字起こしするのではありません。

役割 使用モデル 実行場所 補足
文字起こし(STT) Whisper large-v3 当社管理下GPU 日本語。チャネル別に処理し話者ラベルを付与(ダイアライゼーションではなくチャネル分離)。
声の感情 emotion2vec+ (large) 当社管理下GPU 発話単位。声の調子から不満・緊張の兆候を補助的に見ます。感情を断定するものではありません。
要約・テキスト分析 Ollama qwen3:8b 当社管理下GPU 要約・リスク分類をJSONで出力。ローカルで実行し、外部AIへは送信しません。

※ モデル名は記事公開時点の構成です。将来、当社管理下での運用を前提に、モデルやノードを差し替える場合があります。いずれの場合も、解析処理を外部AIクラウドへ出さない方針は変わりません。

ASYNC BY DESIGN

通話を止めず、後段で解析する

解析は通話の「あと」に走ります(仕様 §4/§8)。電話の発着信・録音は通常どおり行われ、文字起こし・要約・分析はその後で順番に処理されます。負荷がかかってもキューで待つだけで、取りこぼさない設計です。

非同期・逐次処理

通話終了から要約の表示まで、目安は数十秒〜数分です。GPUを共有するため1件ずつ逐次で処理し、リアルタイムは求めない設計です。

段階的な有効化

録音・文字起こし・要約・感情/リスク分析は機能ごとに有効化できます。必要のない処理は実行せず、扱うデータを必要な範囲にとどめられます。

LIMITS

正直にお伝えする制約

データ主権を訴求するうえで、過度な断言は避けます。次の前提も併せてご確認ください。

文字起こしの精度には上限

電話は8kHzの狭帯域のため、文字起こしの精度には上限があります。お客様側(外線)と応対側(内線・広帯域)で精度が非対称になることがあります。

感情は断定しない

声の感情は補助的な手がかりです。「お客様は怒っている」といった決めつけはせず、「不満兆候」「リスク」「要確認」として提示します。実際の人の通話でのみ有効です。

通信がゼロになるわけではない

「外部AIへ送信しない」はAI解析処理の話です。通話を成立させるキャリア・電話番号・インターネット回線・保守のための通信まで、外部との通信がなくなるわけではありません。

録音の扱いはご相談

どの通話を対象にするか、保存先・保存期間・アクセス権限は構成によって調整できます。導入時に取り扱い方針を明示し、同意・告知の運用もご説明します。

EMERGENCY

緊急通報には対応していません

VoiceLine AI は通話の記録・解析が中心で、電話の発着信そのものは VoiceLine PBX(クラウド版/オンプレミス版)が担います。クラウド版(IP電話)は、110/119 等の緊急通報には対応していません。緊急時は必ず別回線(固定電話・携帯電話など)をご利用ください。

※ 緊急通報が必要な場合は、必ず別回線(固定電話・携帯電話など)をご用意ください。停電・回線障害・機器故障時にもつながる手段の確保をお願いしています。詳細は導入時にご案内します。

GET STARTED

まずは、録音・文字起こし・要約から。
無理のない範囲でAIを。

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